FS-035 並木通りの竹屋旅館

並木通りにあった「竹屋旅館」は座敷蔵を客室とした旅館であり、国登録有形文化財にも指定されていました。今は残念ながら震災によって取壊され面影はありません。 座敷蔵とは文字通り蔵作りの建物を座敷として利用しており、まさに「シック」な雰囲気であり、また、玄関をくぐれば館内は和と洋が融合した大正ロマンそのものでありました。明治時代から川俣町などを中心に絹織物製品の特産地として栄えた歴史があり、そのときの座敷遊びのために蔵作りの建物が造られたようです。