FS-022 信夫山の岩谷観音

信夫山の中腹、東側の岸壁に掘られた磨崖仏群で三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余体が刻まれています。 平安時代の末期から鎌倉時代にかけて、この地を支配していた豪族、伊賀良目氏が岩をくりぬいて造ったお堂に、持仏の聖観音を祭った窟(いわや)観音に始まるとされています。岩谷観音は古くから民衆の素朴な霊場でありました。