FS-056 旧広瀬座(福島市民家園)
国指定重要文化財の旧広瀬座は、伊達市梁川町にあった芝居小屋。現在は福島市民家園に移築されている。建築は1887年(明治20年)と推定され、大衆娯楽施設として広瀬川の近くに町民有志のもとに建てられた。舞台中央の回り舞台や奈落、花道といった舞台装置や桟敷席などが備えられており、裏手は楽屋になっている。壁には当時の役者の落書きが残されている。
広瀬川のたび重なる氾濫で被害を受け、昭和61年の洪水のあと、貴重な芝居小屋を残すため民家園で復原されました。周防正行監督映画「カツベン」や2020年NHK朝ドラ「エール」の撮影ロケ地にもなりました。